砂のオンナ

もうロンドンよ、いま。

Play A Love Song

自分がここにいてもいいのかしら?とひどく疑り深くなる
どうしようなく誰かの気持ちを確かめたくなる
あなたはわたしにとってオンリーワンなんだと強く信じさせてほしくなる
 
でもこれではダメだ
このままだとどうしようもない
なんとかしなきゃ
もっと自分で自分をスキになってあげなくちゃ
 
ただ
 
己のことを、己で認めてあげられるのには
きっとものすごい時間がかかること
 
そのことに気付くまでに
長い時間がかかった
 
足掻いて 足掻いて 傷つけて 足掻いて
その繰り返しのなかで
自己が構築されることもなく
 
どうやってここまで辿り着いたのか
自分でも分からなくらい足掻いたのだろうか
それとも諦めたのだろうか
 
気付いたら
一周回ってスタートに戻ってた
でもすこしだけ
前よりすこしだけ高いスタート地点な気がする
それより、もしかしてここはただの中間地点で
スタートとかじゃないんじゃないかしら
 
人生ってきっとそんなかんじ
どこからがスタートとかでもないし
ここまでがゴールって感じでもない
かといって長い冬は続かないし
明けない夜もない
 
ただそこに「わたし」がいるだけ
ただそれだけ
それがわたしの人生  
ただそれだけ
 

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